建築の本をつくるしごと

3,240円(本体3,000円+税)
A4 PUR製 56頁 付録A0図面付き
発売日 2019. 03/24
ISBN978-4-274-22349-5
造本デザイン=寺山祐策(寺山祐策事務所)
画像調整=小林則雄(ノアーズグラフィック)
一軒の住宅のための作品図集である。

企画のスタートはおよそ3年前。ある建築家と話しをしていたところ、
「昔から考えていたんだけど、学生にはディテール図と断面図が思考としてつながらないんだよね。」
「だから1枚の大きな断面図にディテールもすべて入れ込めば、教育的に本当にいいと思うんだ。」
「用紙はA0くらいで、縮尺は1/10くらいかな。」

目からうろこの発想。とても面白いと思った。
そこからどうしたら「本」になるか、試行錯誤を繰り返した。
そもそも通常印刷するのは四六全判までで、「A0サイズの印刷機なんてあるのか?」...わからなかった。
1年後にそれは見つかり(おそらく日本に数台しかない)、さて、次は「折れるのか?」...わからなかった。
それもできそうだと数週間後、さてさて、その次は「そもそも用紙の規格にA0サイズない...」。
数日後、「そうか、ハトロン判を使えばいい!」と閃いた。

そんな地味な検討を1年半にわたって黙々と続けていた。
そもそもの企画はその間に休止になったのだけれど(笑)、せっかくだからなんとか形にしたい。
そこで出会ったのが、山下大輔さんの「波板の家」。
いまどきめずらしいキューブ型をしていて、学生などには理解しやすいと思った。しかも鉄骨のディテールが素晴らしい。モダニズム初期、パリの地下鉄のようなヌメッとした鉄骨造。

そこから1年間、こうして本は完成した。
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BIG ARCHITECTURE BOOK 波板の家

住宅設計ドローイング


山下 大輔[著] 山岸 剛[写真]

住宅設計ドローイング
お知らせ/制作中ブログ
少し前からですが、建築家・熊澤安子さん/熊澤安子建築設計室のHPがリニューアルされています。デザインは、熊澤さんの本『木造住宅のつくり方 「朝霞の家」ができるまで』および本サイトのデザインも手がけていただいた石曽根昭仁さんによるもの。とても良いですね!

熊澤安子建築設計室HP
https://yasukokumazawa.com/



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なお現在、熊澤安子建築設計室では、
5/18にオープンハウス開催が予定されているようなので、
ご興味ある方はぜひ。(私も行きます)

リンクはこちらですね。

この度、『建築用語図鑑 日本篇』が無事に完成いたしました。
「一般の方に建築の魅力を伝えたい」と構想し、その難しさに何度も直面しながらも
たいへん面白い本が出来ました。

全国の書店には4月25日(金)頃に並ぶと思いますので、
ぜひお手に取ってみてください。たくさんの方に届くといいなと思っています。




昨日の見本出来日は著者らとささやかなお祝いをしました。
会心の仕上がりにみんな大喜び。良い時間を過ごしました。
恒例の寄せ書きも、5冊目となりました。





発売前よりお問い合わせを多数いただいております
『建築用語図鑑 日本篇』ですが、紙面の一部を以下にご紹介。

キーとなる「用語」を軸に、建築物に秘められた工夫やストーリー、
関連人物や派生用語の解説など、多角的に展開していきます。

古代~中世~近世~近代~現代の5部構成。
全72項目で、約1300年の建築の歴史を総ざらいします。









さて、近刊のご案内。
とっても面白い本が出ます!



2019年4月25日発売予定
建築用語図鑑 日本篇
中山繁信・杉本龍彦・長沖充・蕪木孝典・伊藤茉莉子・片岡菜苗子 共著
越井隆 イラスト
A5判・並製・176p・2色刷

楽しみながら知識が身につく、教養としての建築学

日本には約1300年前に建立された世界最古の木造建築である法隆寺をはじめ、
古い時代に建てられた建築が数多く残っています。
日本各地に点在する建築物は、まさに生きた建築学の教科書といえます。
それなのによく知らないままでは、実にもったいない!

この本は、古代から現代までのおよそ1300年間につくられた日本の建築の中から主要なものを「キーワード(建築用語)」とともに選び出し、その意味や成り立ち・歴史を楽しみながら学ぶことができる、大人の図鑑です。
ビジネスシーンで役に立つ、これからの武器になる必須教養。

今週末24日(日)(一部23日)に
住宅設計ドローイング BIG ARCHITECTURE BOOK 波板の家
いよいよ発売となります。

本書は、本体と付録がセットになっています。
本体には、テキストと山岸さん撮影による写真、
各階平面図や立面図、断面パース、ディテールドローイング等が収録されています。
付録は、S=1/15の断面詳細図と平面詳細図がA0サイズの紙に印刷されています。

この大きさは、建築家本人も「制作途中にはじめて見た」というほど。
学生からすれば、自宅や製図室の壁に貼って日々眺めていただくだけで、
プランや断面計画、各種寸法やディテールだけでなく、
「建築家が何を考えて設計していたか」という哲学まで見えてきます。

そんなふうに活用していただく景色を思い描きながら、できあがりました。
ぜひ、楽しんでもらえると嬉しいです!

【波板の家とは――――】
巨匠・鈴木了二を師にもつ山下大輔の「波板の家」(2017)は、
独立当初から計画されはじめ、完成まで7年を要した労作です。
九間を取り入れつつ、半外部空間を大胆に内包した構成やそれらと連動する立面、
構造が建築デザインと一体となりつつ、鉄骨フレームの接合や溶接位置、
基礎部とH形鋼の取り合いとなる柱脚ディテールなど、検討が練り重ねられており
見どころがたくさん。

ご案内遅くなり恐縮ですが、ジュンク堂池袋本店7Fにて
3月末まで「絶対オススメ建築書フェア」が開催中です。

昨年末に開催した渋谷店のフェアが好評だったことから
3月の春休みに学生向けに、というオーダーにお応えするかたちで
50冊規模の大きなフェアになりました。
ひとつの棚に本が収まりきらないため、通常の棚にもところどころでパネルを設けられています。
そのおかげで、全体がいつもより少し華やかになりました。

パネルのイラストはイラストレーターの越井隆さんによるもの。
また、前回に引き続き、内藤廣先生にサイン協力頂き、
内藤さんの著書を集めたコーナーがエスカレーター前に設けられています。